今や全然原形をとどめてないような気がしますが、とりあえず晒しておく
“並びなき帝国”。
正式な名称を、帝政チェリア朝という。
神々より人界を移譲された彼ら言霊人<イシス>は、術法の力によってすべてを支配した。
地を開き、水を制し、炎を操り、風を伝える。
都市を空に浮かべることすら、彼らにとっては児戯に等しかった。
しかしその支配にも翳りが見え始めていた。
帝国暦296年。チェリア朝の七つの邦国のひとつ、水の国アフネリアでは、
次期天務卿、ガル=イリルの手により、
最終兵器『霊珠』が覚醒される。
それが、アフネリア滅亡へと続く物語の始まりであった──。
第1話「霊珠、覚醒」
過去を失った少年、絆を求める兵器。
再会を夢見る少女、そして、言葉の森にたたずむ水晶の像。
滅びゆく彼らの世界の中、想いは交錯し、
一つの未来を導いてゆく。
第2話「黄昏の帝国」
帝国の軍人として、世界を守るため戦ってきたはずだった。
しかし現実を前に、ねじれ、墜ちてゆく心。
守るべき世界とは?ほんとうに守りたいものは?
そして霊珠とはいったい何なのか? 生まれた疑念が、二人を引き裂く。
第3話「人の世界」
かつて人間は、息をするだけで生きてゆけた。
人間は世界に多くを求め、世界の理が、人から多くを奪ってゆく。
ゴリウス「人間には三種類いる。男と、女と、戦士だ」
最終話「永遠のザラス」
崩れた組み木を積み直す。
誰もが叶わぬと知りながら、縋らずにいられなかった夢だった。
ガル「この地に新しい時を。それが、俺の答えだ」
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