会誌-「なるぶみ 2000年火の月号」
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■ ≪ナーラダ東邑シナリオ『諸雄乱立』≫ ……のリアクションが落ちたので紹介文でお茶を濁そうの巻(爆散) 愛媛出身の元宵が書く ☆ナーラダ概略 セルフィアーの神人が言霊人を追いやって既に400年、人々は各地に点在する邑で平和な暮らしを営んできた。その戦争のない世界で、人々は子を産み、育て、そして死んでいった(永井一郎風に)。独立暦394年のキーサ動乱に端を発した変革の風はナーラダエリアにも届いていた。400年初頭、長い歴史と伝統を持つ大邑ウォウルの邑宰ナーラダ・ジャークが死去すると跡を継いだ14歳のヴィレクは王号を名乗り、反対する古株連中を鮮やかに処理していく。しかし、異分子は譜代のみではなかった。新参でも正体はスウィズ・ライル社社長ライル・ナタケの恋人であり腹心であるクラウ・ハデンのような者も居たのだ。彼はウォウルとスウィズが同盟して、ウォウルと並ぶ大邑スィスニアに対抗することを説いたが容れられず、さらに存在を危険視されて職を逐われる。同時期、そのスィスニアでも異変が起きていた。浪人から兵吏長になっていたナグモ・リューンがクーデターを起こし邑宰ルシャナ・シルキーヌと邑宰丞ヴァシュナ・シリルをウォウルへ逐ったのである。ウォウルを主敵に定めたリューンは手始めに南下してシーラン、スウィズを討つ。この戦いでスウィズは陥落、シーランは降伏し、ライル社社長のナタケはウォウルへ逃れた。しかし、間もなくそこで病死し、ハデンはナタケの名においてライル社の復活を禁じたため再集結を果たそうとしていた旧社員は四散した。そして401年火の月、ウォウル王国とスィスニアとの間でセルファニア湖の戦いが始まる。多くの血を流したこの戦い以後、ナーラダ全土に乱世が波及した。東邑で大規模な同盟が成立し、リューンに敗れた者達がそこへ流入する。ウォウル北方のリビュニア・イレーヌはウォウルに対抗するため合同で王国を建てる。そして、スィスニアのリューンも王号を名乗り「武王」と称した。混迷の度合いは、加速し続けている。
☆東邑関連年表
401年
水の月:ナグモ・リューン軍、スウィズとシーランを陥落させる。
人の月:スウィズ・ライル社社長ライル・ナタケ病死。享年18歳。
火の月:ウォウル王国とスィスニアとの間で第一次セルファニア湖の戦い
勃発(別名火の50日間)。両軍被害甚大で痛み分け。
風の月:東の大邑(ターヌ、リュシー、ミュール、ヤーダカ、ナヴァル)
の邑宰が集まり同盟を結ぶ(東邑同盟)。
シリル、スィスニア難民軍を率い東邑へ。
空の月:スィスニア軍と東邑同盟軍の間で戦闘。東邑軍、敗北する。
地の月:スィスニア難民軍、スウィズ難民軍、シーラン難民軍、東邑へ
流入。
402年
水の月:スィスニアにおいて後宮造営が始まる。
12日、ナーラダ竜老会最後の一人リュシア・ガトフ没。竜老会
解散。彼の遺志を継ぎ、『自由独立』を護る黒竜旗軍誕生す。
人の月:15日〜20日、ウルク戦役。シュラ率いるスィスニア軍三千、
中邑ウルクの攻略のためミュール軍・ナヴァル軍と戦い連勝する
も黒竜旗軍に敗れる。
34日、ウォウル王国と東邑同盟の間で不可侵条約締結。
クラウ・ハデン、黒竜旗軍に合流。
黒竜旗軍、ミュール川・ヤーダカ川・ターヌ川の結節点北岸に
位置する竜爪関に駐留。
火の月:16日、ナグモ・リューン、己に従わず東邑についたライアード邑
へ大挙して出兵。東邑軍、この間隙を衝いてスィスニア領竜角関へ
軍を進める。
22日、竜角関にてスィスニア軍と東邑同盟軍が衝突。東邑軍敗北
する。
同じ頃、ライアード邑は撫で斬りにあい全滅。
☆勢力及びキャラクター解説
<東邑同盟>
盟主:ゼス・ガルボア(男/52でハゲ/老獪な謀略家)
構成:ターヌ(人口9万)、リュシー(人口8万)、ミュール(人口8万)
ヤーダカ(人口7万)、ナヴァル(人口6万)、要するに東邑全土。
同盟国:ウォウル王国と不可侵条約締結。
敵対国:スィスニア王国
備考:対スィスニアの為にできた同盟。しかし、足並みは揃わない。
同盟全体の動向は同盟会議で議決されるという形式をとっている。
〇ターヌ邑(人口9万)
邑宰:ゼス・ガルボア(男/52でハゲ/老獪な謀略家)
顧問:竜仮面卿(男/24/正体はナーラダ・チード。かつてヴィレクに
挑み敗れた)
近衛隊長:カヴァン・リチャード(トゥー/男/26/プライド高い剣士)
親しい勢力:ナヴァル(人口6万)
潜在的対立勢力:黒竜旗軍
備考:東邑最大の勢力。闇に潜るアヤシイ奴、多すぎ。
変な奴が多いというより、変な奴しかいないというレベル。
〇ミュール邑(人口8万)
邑宰:クルーゲ・ウィリバルト(男/影の薄い中年。凡才)
嫡男:クルーゲ・ハインツ(男/24/超絶美形。若く気概に富む)
募兵尉:クライスト・クナフ(男/24/沈着。文武の均衡のレベルが
高い)
備考:ハインツとその親友クナフが非常に有望。若手組と年長組が対立
している。
〇リュシー邑(人口8万)
邑宰:リュシア・バルサス(男/25/お人好し。才幹はある)
兵吏長:モルジバ・マッコイ(男/37/寡黙)
潜在的対立人物:ガルボア。
備考:旧竜老会本部。事態を静観中。東邑では唯一城壁を持つ。
〇黒竜旗軍(兵力三千)
長官:ヴァシュナ・シリル(男/28/元スィスニア邑宰丞。影薄いが
実力はすごい)
長官補佐:サイク・ルヴァログ(男/37/元スウィズ・ライル社外局長)
幕僚:ディグ・カイル(男/25/元ライル社兵局長。
類い希な統率力を有す)
幕僚:アークライト・アーヴィング(男/24/元シーラン兵吏丞。
突撃の鬼)
幕僚:シェル・ラティア(女/23/元ヴェルーダ兵吏丞。冷静沈着。
神速の用兵)
幕僚:ライル・カミナ(女/24/元ライル社治局長。デスクワーク担当)
幕僚:ウィルフ・マイヤー(男/30/元スィスニア人吏長。
エリート官僚)
幕僚:ユークリッド・ラプラス(女/21/
元シーラン外吏丞兼庫吏丞。算術が得意)
潜在的対立人物:ガルボア
宿敵:ナグモ・リューン
備考:「自由・自律・自主・自立・自尊」「独立不羈」を象徴する黒竜旗を
掲げる。しかし実体は元流浪軍の集合体。対スィスニア最前線の
「竜爪関」に駐屯。人材はある程度充実、兵も精強だが、物資は
不安定である。
〇刃黒
ボス:ハウザー・カッシュ(ナルス/男/26/元ライル社商局長。
謎が多い)
五色筆頭「紅蓮」:エヌト・ジエフオ(メール/男/37/
文武に秀で、忠誠心厚い)
五色「黄光」:カート・ガルローム(ツァン/男/32/目立ちたいバカ)
五色「蒼風」:カヴァン・リチャード(トゥー/男/26/
プライド高い剣士)
五色「冥晰」:ラズド・ヌゥーリ(ナルス/女/24/冷たい策士)
五色「ドクター」:レンツォ・ベルリック(ナーラダ/男/56/
マッド創師)
備考:「はぐろ」と読む。その存在を知る者はごく少数。闇に広く深く根を
張る。ターヌ所属の闇部隊で様々な種族と職種の者で構成されて
いる。
〇ハデン一党
ボス:クラウ・ハデン(男/20/道士。不幸の代名詞。
かつて策に溺れ大失敗した)
親友:ナーズ・ハクユウ(メール族/漢/22/無敵の剣豪。バカ)
弟子:ヴァリア・ユーリィ(女/9/黒竜旗軍精神的支柱。
亡きヴェルーダ邑宰娘)
腹心:ファン・エイゲン(男/19/黒竜旗軍幕僚。情報担当)
腹心:シズイ(女/20/鉄面皮。戦闘要員)
元恋人:ライル・ナタケ(女/享年18/元ライル社社長。
ハデンに取り憑く?)
備考:かつてライル社社長腹心だったハデンに親しい連中。一応、勢力では
ない。
☆東邑首脳座談会
ターヌ邑宰ガルボア(以下、ガル):ガルボアで〜す。
リュシー邑宰バルサス(以下、バル):バルサスで〜す
黒竜旗軍長官シリル(以下、シル):サザエでございまぁ〜す。
ガル&バル:バシッ!
シル:痛い……ちょっと目立ちたかっただけなのに……。
ガル:アホはほっとこう。で、儂らはなんでここに集まることになったのだ?
バル:まあ、平たく言えば東邑のサブマスター紹介みたいなもんかな。
シル:ふむ、では早速始めましょうか。
ガル:まず、東邑の現状はどうなのだろうな。
バル:……耄碌したタヌキじじぃめ、そんなことも把握できてないのか。
ガル:何だと若造!?
シル:まあまあ二人とも……さて、現在の東邑エリア――ターヌ、リュシー、
ヤーダカ、ナヴァル、ミュール、他地図に載らない中小邑――の殆どは
同盟を結んでいます。
ガル:そして、この同盟の盟主がこの儂なのだ。まあ、盟主と言っても所詮は
「第一人者」。リーダーといったところだな。決して「王」などという
偉そうなものではない。儂はそもそも「王」とかいう今までの秩序を乱
す概念が嫌いでな。
シル:……まあ、これがガルボア殿の信条でして。保守的な考えをお持ちなわ
けです。
バル:その上大層謀略好きだ。本当にいけ好かん。
ガル:ほざくな小僧!
シル:まあまあ……で、この同盟なんですが、対スィスニアを目的にしてつく
られたものでして、いわばその点に於いてのみ利害が一致しているに
すぎないという繋がりなわけです。
バル:つまり、状況次第ではあっさり崩壊する危険性があるわけだが。
ガル:儂が恐れておるのはそこなんじゃよ。弱い結合であっても秩序と平和は
保たれる。それ故儂は同盟は運命共同体であると演説し「東邑」という
一体感を喚起しようとしてるわけじゃ。力ずくで統一なんぞするより
旧来の邑による連合体を形成した方が労力が少なくて済むんじゃよ。
バル:そしてまた400年の停滞の時を迎えるワケか。年寄りの考えそうな
ことだ。
ガル:苦労を知らん坊やの言いそうなことだ。
バル:くたばりぞこないが。
シル:…………ふぅ……………………………………卿等、いい加減にしたら
どうだ?
ガル&バル:(こ、怖い……)
シル:コホン、まあ、現状は同盟という枠内でいろいろと動きがあるわけで
す。ぶっちゃけた話、主導権争いですが。有力な勢力は大体ターヌ、
ミュール、黒竜旗軍、リュシーといったところです。
ガル:手っ取り早く名を挙げたいプレイヤーはこのいずれかに所属するといい
じゃろう。
もっとも、黒竜旗軍は人材は割と間に合ってるようじゃがな。
シル:……そうなんですが、物資が足りなくて……理財の才を持つ人は欲しい
ところですね。デスクワークの達人ならいるのですが。
バル:こっちはキャラ自体が少ないからなあ。出番も無い……。
ガル:儂んとこは……まともなキャラが欲しい……。
シル&バル:……………………(誰もあんたに言われたかねぇだろうよ)
シル:さて、さて、プレイヤーのできることですが。
バル:ん、なんでもいいそうだよ。本当にできるならね。
ガル:極端な話、いきなり儂を暗殺しようとしてもいいわけじゃよ。しかし、
失敗したときそのキャラがどうなるかについては充分な想像力を働かせ
てもらおうかのう。
シル:どこかに仕官するというのであれば将来のヴィジョンを説いて己の才を
認めて貰うという手もあります。策そのものが採用されなくても構想力
を買われることもあるでしょうから。
バル:ストレートに戦場の槍働きで出世してもいいがな。
ガル:在野の士でもいいが、こっちは上手く活躍できるように工夫がいる
のう。
シル:ま、やりたいようにやるのが一番なのですが。
バル:ところで、新規PCが新規に仕官するのではなく、既にどこかの譜代
だったという設定はOKなのかな?
シル:それは可能です。が、大邑に属する場合地位については余り高いところ
は望めないでしょうな。邑宰丞や吏長クラスの設定はどこも固まってい
ると聞きますから。
ガル:軍人なら邑兵尉クラスが適当じゃな。これから出世することもあるじゃ
ろうし。
バル:そうだ。優秀な軍人は俺も欲しい。そこの君、ウチに来い!
ガル:儂のとこも忠実な軍人が欲しい。そこのお前、ウチに来い!
バル:むっ……。
ガル:浅ましい小僧め……。
バル:なんだとじじいが。貴様の謀略の浅ましさこそ品がないではないか!
ガル:そこまで言うか!いいか、儂は怒るぞ!本気と書いてマジで怒るぞ!!
シリルよ、同盟の盟主として命ずる!こやつに制裁を加えよ!
シル:……ガルボア殿。いかに貴方のお言葉といえども同盟会議の承認がなけ
れば実効を持ちませんよ。
ガル:うぐぅ、こうなったらあの男を使うか……カッシュ、お前の出番だ!
カッシュ:フフフ…………。
バル:な、なんだこの男は?……視線が、凍る……この底知れぬ闇は!?
シル:馬鹿な!ライル旧臣である貴方が、何故ガルボア殿の下に!?
ガル:はっはっはっ……さぁカッシュ、儂に従わぬ愚か者共に制裁を!!
シル:えっ、私も?本気と書いてマジ?くっ、仕方ない!こっちも切り札を
……ハクユウ殿、貴殿のバケモノとしか思えない怪力を見せつける時
です!
ハクユウ:やってやるぜ!!
バル:おおっ、こいつが噂に名高い『赤斬』のハクユウか!!
ハクユウ:やってやるぜ!!
シル:さあ、行け!
ハクユウ:やってやるぜ!!
カッシュ:フッ……久しぶりだねハクユウ君……。
ハクユウ:やってやるぜ!!
ガル:フン!カッシュの方が強いわい!
ハクユウ:やってやるぜ!!
ガル、バル、シル、カッシュ:(…………バ、バカだこいつ…………)
シル:使えん奴だ!他に誰かいないのか!?
ハデン:ハクユウ、この前貸した400粒をそろそろ返して欲しいんだが。
ハクユウ:や、やってやるぜ!!
バル:あ、動揺してる。
カッシュ:……ヴィ、ヴィレク〜!!貴様だけは殺す!!!
ガル:ああ、カッシュが暴走をはじめた〜!!
バル:収拾がつか〜ん!どうするんだ!!
ハデン:隕石でも落ちれば全部リセットされますが。
シル:十年前のゾイド(注:トミーが出したプラモ。元宵がこよなく愛する。
かっこいいのでとにかく買え)みたいな不吉なことを言うんじゃな
い!!
ガル:もう、どうでもいいや……。
ナタケ:……あははーっ。お見苦しいところをお見せしました。深くお詫び申
し上げます。あ、申し遅れました、私は既に滅んだライル社の社長に
してハデンさんの恋人ライル・ナタケと申します。もうとっくに死ん
でる人間ですが。では、興味をお持ちになったら是非参加して下さ
い。あと3人ぐらいなら募集してるそうです。それではーっ。
(おわり☆)
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※ハクユウが銜えている葉っぱは、 ドカベン以来の 豪気な男の トレードマーク。 ※文字で語るのは邪道 だよな。 ハデンファミリーの 中ではハクユウが一番 気に入っている。 豪気さと、優しさを 兼ね備えたイイ奴だ。 「剣豪」 ナーズ・ハクユウ アデル・ティファ 【絵/コメント:ダンディ中年】 |
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