会誌-「第9回会誌別冊 ナーラダ戦記」

☆ナーラダ戦記・東邑エリア☆

リアクション第0回ダイジェスト(時間なかったの) 〜諸雄乱立〜

【元宵】   


 1:ガルボア様の章

「我々は今、未曾有の危機に直面している!」
 ここはターヌ邑。邑宰であり東邑同盟の盟主としての地位を確立しつつあるゼス・ガルボアは演説を行っていた。
 ターヌ中心広場に集う群衆。その中や周辺にクラウ・ハデン、ファン・エイゲン、ハウザー・カッシュらが紛れ込み演説を聞いていた。
「諸君らは昨年の敗北を覚えているか!?」
 401年空の月のスィスニアとの戦。東邑同盟はこの戦で足並み揃わず、リューンを上回る兵力を有しながら敗北した。
「我々は負けた、何故だ!?」
「下手くそだからさ」
「まとまりがないからさ」
 小声でハデンとカッシュが同時に突っ込んでいた。ちなみに、彼らは全く別の場所にいる。
「スィスニアは強敵だ!個々に当たっていたのでは我々の父祖の地は守れない!そう、我々は一致団結する必要があるのだ!!」
 拳を振り上げ、ハゲ、もとい、スキンヘッドを輝かせガルボアは叫ぶ。
「我々東邑同盟は運命共同体なのである!!!」
「ふむ、正しいな」
 ハデン──いや、人格からシュミットと呼ぶべきか──は隣のエイゲンを振り返った。
「エイゲン、ガルボアの言は論として正しい。確かに一致団結しなければスィスニアには対抗できんだろうからな」
「しかし、ターヌ邑宰は野心家です。同盟を私物化しかねません」
「うむ。だが、現実問題としてはガルボアは正しい。それに、今のところ奴は指弾されるべき失点をおかしたり、或いは野心を顕在化させるなどしていない」
「落ち度が無い……」
「そう。多分本人はそれを意図してやっているのだろうな。ただの禿ではないか」
 やがてハデンは踵を返そうとした。しかしそこで視線を感じ、立ち止まる。
「……?」
 振り返った先には竜をかたどった仮面を身につけた人物。
(……誰かな?)
 その男、かつてハデンがウォウルではかりごとに引っかけたナーラダ・チードなのだが、もちろんハデンはそんなことは知るわけがない。正体を知っても「……すまん、忘れた」と言うかも知れない。
 このチードという男、ターヌ顧問であり「竜仮面卿」と呼ばれている。なぜターヌに居るかは謎だ。
 そしてもう一人のターヌ顧問、カッシュ。ガルボアの片腕として闇の部隊を率いている。ハデンや旧ライル党は彼の消息を掴んでいない。
「……フッ……」
 意味ありげな笑みをハデンとチードの両者にこっそり投げかけた彼は群衆の中に姿を消した。

 2:バルサスの義憤

 ガルボアの演説を聴いたリュシア・バルサスは怒っていた。
「ガルボアめ!東邑同盟を我が物顔で操る気か!東邑同盟はオレが護ってみせる!じっちゃんの名にかけて!!」
 続く。
「えっ、出番これだけ?」
 だってアンタ影薄いモン。

 3:偉丈夫揃い踏み

 ここは竜爪関(現在修復中)の高楼。
 ウルクの戦いの後、黒竜旗軍は対スィスニア最前線である竜爪関を拠点とし、スィスニアから東邑を護るよう同盟会議の指令を受けていた。
「しかしアーヴィング殿、スィスニア軍は攻めてくるでしょうかな」
 ディグ・カイルはアークライト・アーヴィングに訊ねた。
「わからん。来たら戦う。来なければ我らの出番はない。それだけだな」
「同感」
「そういえばカイル殿、貴殿はカミナ殿と婚約しているそうだが、挙式は何時に?」
「は、は、は。何分状況がこうなもので、延び延びになっています。が、そろそろどうにかせんと」
「私だってキゲン悪くするわよ」
「おわあ!!」
 何の前フリもなくカミナ出現。見ると酒瓶抱えてるよーな気がしないでもない。
「カミナ、それは……」
「酒よ。見て分からない?」
「こんな昼間っから……」
「何カタイこといってんのよ。アーヴィングさんはもう飲んでるわよ」
 見るとアヴィちゃんラッパ飲み。
「うおっ、早業!」
「さーカイル、アンタも飲むのよ」
 かくして何故か酒宴(肴ナシ)が始まった……。
「カイルー、あたしゃさっさと結婚したいんじゃあ!なんとかせい!!」
 …………って言われてもなあ。

─続く─   

あとがき:さてさて、東邑エリアですが、前回のナーラダ戦記では大きな動きはありませんでした。黒竜旗軍がウルクの戦いでシュラ率いるスィスニア軍を破るというのはありましたが。東邑同盟の方針が専守防衝にある以上、攻められでもしない限り戦も起こりようがありません。内戦を起こすなら話は別ですが(あ、いきなりスィスニアが攻めてくるということはありえます。つーか、可能性極めて高し)。こちらのエリアは勢力と勢力との外交の駆け引きや謀略などなどがメインになるかもしれませんが大事なのはプレイヤーの活躍だ。それで路線は充分に変わる。
 さて、そのプレイヤーが出来ることですが、何でもできます。成功するかどうかは別として。いきなり「ガルボア暗殺」などという脳回路がクラッシュしたものでもOK!
 責任は身を以て取ってもらいますが。まあ、多少ムチャはしても土壇場でハデンかハクユウが助けに入るという処置は講じるかもしません(奴らは火消しか)。それでも何していいかわからないという人のためにいくつか例を挙げときます。
 1:一番強そうなターヌに仕官してガルボア様の手先になる。
 2:カッシュの配下になって闇の世界で殺戮を愉しむ。
 3:義憤を感じリュシーに仕官して打倒ガルボアを目指す。
 4:ミュール、ヤーダカ、ナヴァルの設定を作ってそこを牛耳る。
 5:劉○が好きなので黒竜旗軍に仕官する(どーゆー意味だ)。
 6:スリルを求めて黒竜旗軍に行ってみる(どーゆー意味だ)。
 7:自分の身などどーでもえーので黒竜旗軍に身を投じてみる(コラ、言い過ぎだ)。
 8:ハデンの部下になって神出鬼没の活躍をする(意訳:コキ使われる)。
 9:名を挙げようとハデンに挑みあっさり吹き飛ばされる。
 10:ハクユウの舎弟になって闘いまくる(意訳:満身創痍で死にかける)。
 11:名を挙げようとハクユウに挑みいとも簡単にボコられる。
 12:ラヴラヴ路線に突っ走る(意訳:ハデン第二号。私は歓迎します)。
 13:予言者になってヴェルーダの人達の目の仇にされる。
………………真に受けるなよ。

   締め切りは次回の会誌の締め切り一ケ月前とします。
   ではでは参加を心待ちにしております。

元宵   


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