会誌-「サークル水月会誌 第8回」

■ §1.9  イシャーナ神王特集

■ §1.9.1  データ

名前:イシャーナ
種族:神王
称:千里眼神
号:人部五神
居:異界・鏡色城(円露宮)
紋:三眼紋
年:22歳(外見)
貌:女、獣人形(狼耳)
装:天眼鏡(望遠鏡)
司:視覚、目による情報、実体、色、記号、未来視、易者、35日
将:主佐プリマイア
  精霊王コール
  易僧ウパシュルティ
  璽清シーン
  神将ナジャト


■ §1.9.2  教義

アシュラ:占いだな。
ナッシュ:未来予測と言いましょうよ、アシュラ様。
アシュラ:あまり変わらんがな。当たるも八卦、当たらぬも八卦。
ナッシュ:そんないい加減なものではないでしょう。
アシュラ:まあな。もともとイシャーナは視覚と記号の神だ。さっきハヌマットの方で話が出たが、イシャーナとハヌマットの力は対になっていて、イシャーナが視覚による情報、ハヌマットが聴覚による情報になる。聴覚による情報というのは主に会話によるものだから、情報伝達上負荷の軽い、しかし密度の比較的薄い情報を扱うことになる。イシャーナの視覚による情報というのは、一瞬でさまざまな情報の読みとれるような、密度があるが反面負荷の重い情報だ。
ナッシュ:たぶん、読者はちんぷんかんぷんだと思いますが。
アシュラ:じゃあ、分かりやすく言いなおそう。ハヌマットの扱うのは左脳的情報、イシャーナのは右脳的情報だ。
ナッシュ:分かりやすくないです。
アシュラ:そうか? じゃ、こういうのはどうだ。ハヌマットのはテキストファイル、イシャーナのは画像データ。コンピュータやってる人にはわかりやすいだろう。
ナッシュ:やってない人向けには?
アシュラ:ハヌマットはラジオ。イシャーナはテレビ。
ナッシュ:わかりにくくなったのでは……
アシュラ:文句言うな。とにかく、そういう質の違いはあるのだが、根本的には同じなのだ。情報伝達を扱う神で、戦を嫌って中立神になった。戦から避げるための情報を人々に伝え、各地で信者を得た。
ナッシュ:して、教義は。
アシュラ:ハヌマットは逃げるため、周りに適応するための「情報の大切さ」を主張しているが、イシャーナはちょっと違う。逃げるだけ、受け身になっているだけではだめなのだ。人生これから何が起こるのかを知り、その適切な手だてを考えていかなければならない。それは必ずしも逃げることではなく、立ち向かうことなんだ。その手助けをしよう、と彼女は考え直した。それで、信者の中でもとくに予知能力と話術に優れた者が、信者でない人の運命を占い、人生相談をおこなうというシステムをつくった。
ナッシュ:ハヌマット神王よりイシャーナ神王の方が数倍信者が多いですよね。
アシュラ:そうだ。イシャーナはうまいことやったと言うべきだな。セルフィアーでも信者は多い。この会誌にも、イシャーナの神官話が載っただろう。
ナッシュ:あれは、かなりリアルな話だったということですね。
アシュラ:そういうことになるな。


■ §1.9.3  神将

†主佐プリマイア 種:分与(ハヌマットの複製体)
 銀の髪、褐色の肌、碧眼、第三眼をもつ、20歳程度の青年。
 イシャーナの副官。というよりパートナー、夫。
 悪ガキ的なおちゃめな性格で、辛気臭い城内のムードメーカー的存在である。
 もちろんそれだけでなく有能で、人界担当でもあり、イクシュヴァークに
 獣人形の神人・アギオン族を下している。他の神将や神王は研究者的な性格
 であるのに対し、彼はきわめて義務的な性格である。

†精霊王コール 種:精霊王
 女、一般形。美人の娘で天眼鏡をもっている。
 目、感情、偵察、遠見を司る。純粋に精霊王としてのつとめを果たしている。

†易僧ウパシュルティ 種:創造
 予言と予言者の守護者。
 シーンの読みとった因果律のデータの解釈法の研究の担当。
 長衣をまとい、水晶球や水鏡を掲げた爺さんの姿で描かれる。

†璽清シーン 種:その他(複数神で創造し、個にして一なる複製体が存在する
        :ユガ、アンシュマット、イシャーナ、ハヌマット、パーンドゥ)
 両性具有体で、翼と角を持つ。年齢不詳。
 力の詳細はユガ配下の項を参照。
 ユガの神将としてはトリス、アンシュマットの神将としてはフラージュ、
 ハヌマットの神将としてはドゥヴド、パーンドゥの神将としてはテーダリスという。

†神将ナジャト 種:精霊王(分与・イシャーナ+シャリヤーティ)
 フェンリルの別称。シャリヤーティの項参照。
 鏡色城にはあまりいない。


■ §1.9.4  友神・敵神

アシュラ:ハヌマットに同じ……だが、どういうわけか光の中枢のシュリーと仲がいい。いや、昔仲がよかった。

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