会誌-「サークル水月会誌 第8回」

■ §1.8  ハヌマット神王特集

アシュラ:これから紹介する3神には、一つの共通点がある。キーワードは、
ナッシュ:戦嫌い、ですね。
アシュラ:そうだ。そのせいで中立神になった、まあ、本来の意味での中立の神々だな。

■ §1.8.1  データ

名前:ハヌマット
種族:神王
称:順風耳神
号:風部三神
居:風麟城
紋:流斑紋/年:12歳(外見)
貌:男、獣人形(兎耳)。少年形。褐色の肌
装:集音器
司:聴覚、耳による情報、声、音、語り、20日
将:精霊王イーズ
  卯枝ハケット
  申枝マッツ
  麒枝ドゥヴド


■ §1.8.2  教義

アシュラ:周囲の状況に常に耳を澄まし、即応できるようにせよ。それが生きぬくためには一番大切なことである。
ナッシュ:戦場での心得ですか?
アシュラ:と同時に、平和な世界であっても、だな。情報の大切さと、それに適応していく柔軟さを尊ぶわけだ。ハヌマットの司るものは耳による情報だからな。
周囲に流されることを勧めているわけじゃないが、そうとられかねない部分もあるにはある。
ナッシュ:「語り」というのは? カラヴィンカ神王の「伝承」とはどう違うんですか?
アシュラ:確かにカラヴィンカと似ている部分もあるが、カラヴィンカは基本的に歌唱の神だから、美しく語り聞かせることに重点をおいている。それに対し、ハヌマットはなによりもまず、正確さを重んじている。
ナッシュ:イシャーナ神王と対をなす能力ですね。
アシュラ:そう。ハヌマットは耳、イシャーナは目による情報だ。詳しくはイシャーナの項で述べるので、そちらを見てくれ。
ナッシュ:存在信仰でもありますね。
アシュラ:そうだな。イシャーナとハヌマットは、神々の大戦時、能力上これが不毛な戦いであることに早くから気づいていた。だから真っ先に戦線を離脱し、中立化の名乗りを上げた。そして戦いを嫌う人々に戦いから逃れるすべを与えた。それがハヌマットの場合鋭い耳であり、イシャーナの場合視力、そして予知能力だったわけだ。


■ §1.8.3  神将

†精霊王イーズ 種:精霊王
 鳥人(バルピュイア)の女性の姿をしている。
 鳥人とは胸から上が人、下半身が鳥という姿をした知性体であり、
 帝国期までの人界に生息したが今は人界にはおらず、イーズの分身として
 神界にのみいる。なお、精霊としてのイーズはただの鳥の姿である。
 風、聞き耳、音、諜報を司る。

†卯枝ハケット 種:創造+α(シャリヤーティ)
 16歳程度のうさ耳の女の子(笑)、あるいはうさぎの姿をしている。
 異常に鋭い聴覚を与える。神語・術法・人界担当。
 イクシュヴァークに獣人形の神人リノース族を下している。

†申枝マッツ 種:分与(パーンドゥ)
 20歳程度のさる耳&しっぽの青年、あるいは猿の姿。
 逃げ足の速さと樹上生活を司る。
 城司であるがラマナカ島に樹上人レッキィ族を下している。

†麒麟王ドゥヴド 種:その他(複数神で創造し、個にして一なる複製体が存在する
        :ユガ、アンシュマット、イシャーナ、ハヌマット、パーンドゥ)
 年齢不詳、両性具有、翼と角を持つ。
 力の詳細はユガ配下の項を参照。
 なお、ハヌマットの配下としては霊獣・麒麟を創造している。
 麒麟はレマリス西大陸南部半島南端ウィンダーの森に生息し、額に一角を持ち、
 翼によらず宙を翔る。
 人語を解し、主を選び、主に運命を知らせる王者の獣である。


■ §1.8.4  友神・敵神

アシュラ:イシャーナと仲がいいな。姉弟じゃないが、姉弟以上に仲がいい。
あとはパーンドゥ。この3人は、われわれ戦神のようにつるんでるな。
ナッシュ:常に行動を共にしていますね。
アシュラ:対になる力の持ち主同士だからってこともあるが、まあ、気が合うんだろう。3人とも戦嫌いだし、逃げが大好きだし、人付き合い苦手派だし。
ナッシュ:褒めてるんですか?
アシュラ:解釈は読者に任せる。とにかく中立派のさきがけで中心的存在だな。
ナッシュ:シャリヤーティ神王とユガ神王は?
アシュラ:そのへんは誰とでもつきあってるが、まあ、仲はいいほうだと言えるだろう。そんなところかな。

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