会誌-「サークル水月会誌 第5回」

■ §1.1  ディヤウス神王特集


■ §1.1.1  データ


名前:ディヤウス
種族:神王
称:至高天神
号:天部一神
位階:天帝
居城:天界・太陽宮(天帝城、至高城)
性:男
年齢:2700歳(外見60歳)
外貌:灰白の髪、瞳、髯、髭  肌の色は……あえて言及しない(笑)
装備:長衣、錫杖、冠
象徴紋:十字冠紋(クロス・クラウン)
司るもの:光、太陽、陽光、王権、支配、天命、高いもの、文民支配(シビリアンコントロール)、1日
部将神:天使長アグライア(とその部下108名)
(天使)運命の女神(フェイツ)・クロトー〔紡ぐ者〕
    運命の女神(フェイツ)・ラケシス〔測る者〕
    運命の女神(フェイツ)・アトロポス〔絶つ者〕
   (精霊王セレネ)


■ §1.1.2  教義


アシュラ:嫌い。
ナッシュ:それじゃ全く何のことか分かりませんって。
アシュラ:自分以外の全部を見下したような態度が気に食わんのだ。
ナッシュ:具体的にどうぞ。
アシュラ:ディヤウスの教義には三聖律というものがある。これに奴の考え方がよく表れているんだが。


    [三戒]@我以外の者を神とするなかれ。
        A我が名をみだりに唱えることなかれ。
        B穢れに触れることなかれ。
    [三罪]@祈りを欠かすことは罪である。
        A人を犯すことは罪である。
        Bうそをつくことは罪である。
    [三道]@神を敬え。
        A祭司を敬え。
        B父母を敬え。

アシュラ:といったものだ。いかにも権威好きの奴の考えることだな。
ナッシュ:もう少し詳しく説明しましょう。まず三戒から。@は他の神王を信じ神と呼ぶことを禁じるものです。配下の部将神も「神将」とは呼ばず「天使(ザ・アーク)」と呼びます。光の神王達は「力天使(ザ・パワー)」と呼ばれますね。
アシュラ:大陸ではな。そしてインダラを「魔王(サタン)」と呼び闇の神王を「悪魔(ザ・デーモン)」と呼ぶ。自分のことは主とか帝とか呼ばせている。
ちなみに3を聖なる数、8を魔の数としている。
ナッシュ:8は回帰、循環の数だからでしょうか?
アシュラ:さあな。で、Aの説明も済んだか。Bの「穢れ」についてだが、まあ色々なもんが挙げられているな。病人とか、罪人とか、異教徒とか、腐ったものとか。肉や魚などは、祭礼的な手続きを経てからでないと食べてはいかん。
ナッシュ:それで鮮度が落ちるという説もありますがね。
アシュラ:あと説明が必要なのは三罪のAかな。
ナッシュ:人を犯す、というのは一般的にいういわゆる「罪」、刑事裁判で罪と認められるようなもののすべてが含まれると思っていいです。姦淫とか殺傷とか盗みとか。
こんなところですか。
アシュラ:あとつけ加えるとしたら、神観の違いがあるな。
ナッシュ:いつか0番リアクションでやりませんでしたっけ。
アシュラ:そうだったっけ。まあいいや、もう一度言っておこう。
私の考え方では、人は神になりえる。神もまた人の一形態だ。人と神との距離は割と近い。人が神を信じ、神が人に力を分け与えるのは単なる契約、取引だ。ただ神は人より長い寿命を生き、強い力をもつに過ぎない。
ところがディヤウスを中心とした派閥では、人と神との間には無限のへだたりがある。人は決して神にはなりえないし、神も人と同じ地平に立つことはない。神は人を見下ろし、人を庇護する。人は神を見上げ、神を信仰しその加護を願ってはじめて存在が許される。
ナッシュ:非常におおざっぱにいいますと、アシュラ様の派閥は多神教的・人格神的な神観であるのに対して、天帝派は一神教的あるいは二元論的な神観になります。いちおう人格神であると同時に絶対神なんですね。我々のを日本・中国・インド・ギリシャ的とすると、あちらはゾロアスター・ユダヤ・キリスト・イスラム教的であるといえるでしょう。当然そちらでは私のような神将は生まれてきません。偶像崇拝も禁止ですね。
アシュラ:ということになっているが、セルフィアーなど多神教づいている地域では神殿に像がある。レマリス東大陸などディヤウス一神教の根付いているところでは像はないがこっちが正式だ。
ナッシュ:紋に向かって拝むわけですね。
アシュラ:うむ。それも一種の偶像だと思うんだけどなあ。
ナッシュ:アシュラ様派の神像は、「偶像」ではなくて、ほんとうに神の依代です。「永遠の終結(エトームヴァオージ)」以後の人界には、本来神王は降りられません。唯一の例外が、神像に憑依することなんですね。


■ §1.1.3  神将(天使(ザ・アーク)


○天使長アグライア
 ディヤウス第一の部下にして宰相。至高城の城守。光の神々から分与される力のすべてを統御し、太陽光という形で放出する重要な任を負っている。また108名の天使(アーク)を部下に持ち、渉外、情報収集、内治等さまざまな仕事を多目的にこなす。他の光の神王や神将達からは光王ともよばれる。ディヤウスが帝などと名乗っていられるのも彼の有能さと勤勉さによるところが大きい。光の神の中で最も働き者である(笑)。ふだんは28歳ほどの実直そうな男の姿をとるが、本来の姿というものはなく、108の部下というのも実は彼の分身であり一部である。

運命の三女神(フェイツ)
 クロトー・ラケシス・アトロポスの三人の姉妹。若い女の姿をとるがアグライア同様本来の姿ではない。人の運命の糸を紡ぎ、その長さを測り、糸を切る任をもつ。しかしすべての人の運命を司るのかというとそうではなく、人界の歴史の流れを左右する重要な人物のみの運命を握っているというのが真相である。その他の人物については割と大ざっぱで、交渉や行い次第で割と変更がきくらしい(笑)。切った後の糸はヤマに引き渡され、ヤミーの転輪の力を受け、ふたたびクロトーの手に戻されて次の世代の糸の原料になる。また、アシュラなどが神将にしたいと思った人間の糸は力の分与と引き換えに渡され、神の肉体を創る時の原料となる。

○精霊王セレネ
 光の精霊王。光の月を居城とする。本来は光の神すべての共用であるはずだが、ディヤウス陣営の諜報部と化している(笑)。神秘的な美貌をもつ20歳ほどの女性の姿をとる。夜、すなわち太陽の光の届かぬときの人界の監視を任とする。


アシュラ:ディヤウスはどーしよーもない奴だが、アグライアは感心な男だな。我々が辛うじてディヤウスのもとにいるのも、彼の公平さがあるからだ。
ナッシュ:光王アグライアは我々の鑑ともいえますね。公明正大、まさに光の中の光です。親はなくとも子は育つ。とんびが鷹を生むこともあると、そういうことですね。
アシュラ:フェイツについては……。うーん。奴らは考えられてるほど万能じゃないな。いけ好かない奴であることは間違いないが。
ナッシュ:人界の運命を操ってることにはかわりありませんからね。


■ §1.1.4  友神・敵神


アシュラ:今まで我々がディヤウス派とかいうふうに呼んできた奴らが仲がいい、というかディヤウスの手下だ。
ナッシュ:手下というならアシュラ様もですよ。
アシュラ:そうだったな。いちおう光の神王は全員光帝=至高天神=天帝ディヤウスの配下だ。そん中でも本心から従い臣下面してるのが、マンジュスーリー、アミタバ、シュリー、マヘーシュヴァラ、ディリーパ、ヴァーユ、ヴァルナ。
ナッシュ:あ、これはアシュラ様がお嫌いであるだけで、別に悪い神ってわけじゃないんですよ。これまで述べてきたのもみんなアシュラ様の主観入ってますからね。
アシュラ:で、穏健派がすべての中立神およびラーダー、アンシュマット、ネリティ、クリシュナ、カラヴィンカ以外の四友。それにクベーラ、ラクシュミー、サラスヴァティ、パールヴァティ、ヴィシュヴァカルマン、カーマ、ハーリーティ。
ナッシュ:潜在的敵神が我々ですよね。
アシュラ:私、ナーガ、ガルーダ、カラヴィンカ。これで天界神は全部挙げた筈だ。
で、敵神は闇帝=闇黒雷神=地帝インダラと闇の神全部。ってことになってるがヤマ・ヤミーとはひそかに協定を結んでるとかどうとかこうとか言われてる。
……考えてみりゃ、この特集を最初にやっとけば勢力図が分かりやすかったかもな。
ナッシュ:でも神王特集始めた頃ってデータが揃ってなかったですよね。我々以外。
アシュラ:そういうことだ。じゃ、次いくか。

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