会誌-「サークル水月会誌 第2回」

■ §1.1  アシュラ神王特集!


アシュラ:ということで、まずは待望の私の特集だ。全国2000万人のアシュラ・フリークの皆、待たせたな。
ナッシュ:毎回恒例となりました、第1回「この人って誰?」のコーナーです。
アシュラ:なってないなってない。
だが次回からも多分似たよーなことをやるんで、コーナー名でも募集しようか。
ナッシュ:どうせしばらくは神王特集なんじゃないんですか?
アシュラ:まあ気まぐれその他の理由により常に変動しているので先は見えんが。


■ §1.1.1  データ


名前:アシュラ
種族:神王
称:闘神
号:火部一神
位階:大将軍
居城:天界・火炎城
性:女
年齢:2700歳
   (外見14歳)
外貌:漆黒の髪、
    黄金の瞳、
    小麦色の肌
装備:板金鎧、戦衣、
    髪飾り、瓔珞、
    長剣
象徴紋:陰陽紋
司るもの:戦い、強さ、
    孤独、剣、
    破壊による再生と
    浄化、二面性、
    正義、怒り、
    復讐、忍耐、
    努力、夏、
    統合、戦士、3








部将神:祭祀長ナッシュ
(神将)精霊王フェニックス
    神鷹ツァーラ
    精霊王ヴァルキュリア
    精霊王アンギラス


§1.1.2 教義


アシュラ:教義なんてあったっけ?
ナッシュ:それをアシュラ様が言ってどうするんです。
アシュラ:教義って言葉は嫌いなんだ、そもそも。
ディヤウスじゃあるまいし。
ナッシュ:重々、知っていますとも。しかし説かなければ信者はつきませんよ、ふつう。
アシュラ:ま、私を信仰するってのは、教えを説くとかってことには関係ないからな。私は、世界(ザラス)の中で最強の存在だから。その事実を信じるか信じないか、かな。あえて言えば。
ナッシュ:その割には神官たちにはいろいろと言ってるじゃないですか。
強い者に媚びるな、しかし無意味な虚勢を張るくらいなら膝を屈し堪え忍び自分を鍛えてから挑め、とか。楽しんで剣をふるえ、しかし殺戮を楽しむようになってはならない、とか。言い方がいちいち曲線的で、終始一貫してないような気もしますが。
アシュラ:ひとことふたことの極言で真実を言い表そうって方が間違ってるんだ。私は別に矛盾したことは言ってない。あえて極言するなら、自分の心の欲するままに行ってそれがすべて正しい行いになるようにしろ、ってことだな。これは多分に感覚的なもので、行動や思考の規範としようというのではない。価値観の共有、共感とでも言おうか。
ナッシュ:アシュラ様はつねづね、正邪の判断はすべて主観だ、って言ってますよね。
アシュラ:私が正しいと言ってることとそいつが正しいと思ってることが一致してるから、そいつは私を信仰してくれるんだ。信仰ってつまり、そういうことだろ。
ナッシュ:というような案配で、アシュラ様には規範の形にまとまった教義はありません。教典にはアシュラ様の語録や行跡、さらにはアシュラ様の目から見た世界(ザラス)の歴史などが掲げてあり、そこからアシュラ様のお考えを学びとっていくことになります。お分かりいただけたでしょうか。
アシュラ:……これを解れというには、教典を実際につくることが必要にならないか?


§1.1.3 神将


アシュラ:神王配下には必ず部将神とか神将とか呼ばれる神王に準じる神が何人かいる。精霊王もそうだし、その他に、神王が自分の分身としてつくりだした神将、それにナッシュみたいにもとは人だったのもいる。
ナッシュ:アシュラ様の配下には、現在私を筆頭に5人の神将がいます。
どういう神なのか、順にご紹介しましょう。

【珠生藍颯】



○祭祀長ナッシュ
 生前はチェリア朝以前の時代に生きた言霊人だった。銀髪碧眼、雪白の肌をもつ。外見年齢は18歳程度、女性。アシュラ神王の副官であり火炎城の城守。アシュラの神語と術を監理・統帥している。アシュラの神将の長でもある。副長と呼ぼう(笑)。


○神将フェニックス
 火の精霊王。不死鳥。人形をしているときには赤髪、紺碧の瞳、小麦色の肌をもつ22歳程度の青年の姿をとる。炎、浄化と再生、夏、二面性を司る。


○神鷹ツァーラ
 フェニックスの組成を模してつくられた、いわば双生児(クローン)のような存在。鷹の姿にもなるし人形もとる。人形をしているときには土色の髪、琥珀色の瞳、淡褐色の肌の22歳程度の女性の姿をとる。狩猟、戦闘、二面性を司る。特に人界のことを担当しており、人界はセルフィアー島に神人ツァン族を下している。


○神将ヴァルキュリア
 人の精霊王。フェニックスを「(あか)の神将」と呼ぶこともあるのに対し、彼女は別称を「白の神将」という。白銀の髪、白銀の瞳、雪白の肌に白銀の鎧と白の戦衣とをまとった16歳程度の少女の姿をとる。勇気や闘志、清廉な心、戦士、槍を司る。信仰篤かったが神将になれるほどではなかった者の魂をはるばる地界は獄条城(ヤマの居城)まで取りにゆく。人の精霊王であるにもかかわらず、アシュラに惹かれ火炎城に身を寄せた。


○神将アンギラス
 火の精霊王。灰髪灰眼、褐色の肌をした外見年齢42歳の中年男。怒り、復讐を司るが本神(ほんにん)はきわめて冷静で無口なおっさんである。


アシュラ:そのうちまた増えることと思うが、今のところはこれだけしかいない。案外少ないだろう?
ナッシュ:他の神のをまだ聞いてないんですから、多い少ないなんてわかりませんよ。


§1.1.4 友神・敵神


アシュラ:嫌な奴はほんとーに嫌なんだよな。好き嫌いは激しいと、自分でも思う。
ナッシュ:だったら改めればよいのに。
アシュラ:改められるわけがないだろ。永遠を司る神王が。
ナッシュ:そうでしたね。
ではともかくも挙げていきましょうか。
アシュラ:何といっても一番親しいのはクリシュナだな。気が合うし、いろいろと貸し借りもあるし。
ナッシュ:クリシュナ神王は弓軍将軍ですから、立場上、「永遠の終結(エトームヴァオージ)」以前にはよくつるんでいらっしゃいましたよね。
アシュラ:同じくらいに親しいのがガンガーだな。居城は遠いが、あんなに気の合う奴も珍しい。
ナッシュ:アシュラ様とガンガー神王といえば、歴史を知る者にとっては親友の代名詞みたいなものですしね。
アシュラ:その次くらいにくるのなら、たくさんいるな。私は友神は多い方だ。
水軍将軍のナーガ、空軍将軍のガルーダは、同じ三軍の長ってことで気心が知れてるし、ソーマ・ガンダルヴァ・ナタ・カラヴィンカの「四友」とも仲がいい。あとシャリヤーティにはよく「道」を使わしてもらってるが、これはどの神も同じだからなあ。
ナッシュ:そんなところでしょうね。シャリヤーティ神以外の今まで挙げた神のものならば、アシュラ様の神官でも修行次第で神性術法が使えるようになります。
アシュラ:で、嫌いな神だが。
まず筆頭がディヤウス。
ナッシュ:もちっと、お声を小さく……
アシュラ:じゃあ、気に食わん神と言い直そうか。自分こそは正義だと言ってはばからんあの態度が気に食わんのだが、それ以上に気に食わんのがディヤウスの神将のフェイツどもだな。フェイツというのは運命を司る三人の女神で、奴らが人界の歴史を裏で操っているのだ。だからその主のディヤウスも大嫌いなのだが、ここで奴に逆らったりしようもんなら人界に大被害が及ぶ。倒すだけならいつでも倒せるが、人界のことを考慮しつつ戦うとなると勝算はない。だからおとなしく従属してやっている。
ナッシュ:今の、オフレコでお願いしますね。
アシュラ:ディヤウスに比べたらインダラの方がまだ話が分かる。
まあ、実際に刃を交えた相手だしな。ディヤウスは文民支配、ということを言っているが、所詮他人に血を流させて自分は安全なところにいる奴だから、それに比べりゃ、インダラがいくぶんましだ。
いつもディヤウスにつるんでこそこそと小智恵をはたらかしてるマンジュスーリーも嫌いだ。あとやっぱりつるんでるアミタバとシュリー。
ナッシュ:アシュラ様は要するに主流派がお嫌いなんです。反体制派の首魁であらせられますからね。
アシュラ:他にもマヘーシュヴァラとかディリーパとかヴァーユとか、きれいごとを言う奴は嫌いだな。特にディリーパ。よくあれでクリシュナとうまくやっていけてるもんだと思う。
あと、私は別にどうでもいいのだが、向こうが蛇蝎の如く私の事を嫌ってるって神に、ヤマとヤミーがいる。死者の処分を司る奴らだから、私が大量に魂を引き取ってるのが気に食わんらしいな。
ナッシュ:これらの神とアシュラ様とを兼ねて信仰することはできません。


【おてうちにして】

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