会誌-「ザラスMCPG マニュアル・改」
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■ §1.1 種族
○ 神人[ホルス(Holsu)] 神人は神族の一種で、人界に住み人間に近い体型をしている者をさします。ある特定の神王、またはその配下の神将の力を使って創造されたものと、創造されたのではなく人間に力を分け与えて進化させたものがありますが、どちらも同じく神人と呼びます。前者の神人は、力を授けた神のことを祖神と呼び、自身のことを祖神の末裔であると自覚しています。後者の神人は、力を授けた神のことを宗神と呼び、自身のことを宗神の奉仕者であると自覚しています。 祖神や宗神の違いにより多くの部族が存在します。この場合の部族とは、種族と同等のものとして扱います。部族により属性や容姿が大きく異なります。 神人の中には、背に翼があるなど、異形の者も存在しますが、セルフィアーにいる限り、そのような者にお目にかかることはまずないでしょう。セルフィアーには5部族の神人がいますが、すべて外形は全く人間と同じです。 5部族の神人をまとめて「五種の民」と呼び、この呼称はひいてはセルフィアーに住むすべての人のことをも表します。 1.ナーラダ族(Narada) ナーラダ族は、御竜神ナーガの神将・黒竜ナンダを祖神とする部族で、水を司るとされています。水と火の属性が強く、体質が気侯に最も合っているためか、人口は全史を通じて最多です。 一般に、良く言えば豪気、悪く言えば直情径行な性格で、決断が早いかわりに後のことを顧みないところがあります。 髪の色は漆黒、瞳の色は翡翠石、肌の色は竜卵色をしています。 平均寿命は60歳程度です。 2.ツァン族(Can) ツァン族は、闘神アシュラの神将・神鷹ツァーラを祖神とする部族で、狩と戦を司るとされています。火と空の属性が強いのが特徴です。 一般に、爽快で明朗快活な性格で、あっさりしているかわりに面倒なことや束縛されることを嫌う傾向があります。 髪の色は土色、瞳の色は琥珀色、肌の色は淡い褐色をしています。 平均寿命は60歳程度です。 3.トゥー族(Tu) トゥー族は、狩漁神クリシュナの神将・銀狼トゥルクを祖神とする部族で、狩りと漁と人を守護することを司るとされています。人と水の属性が強いのが特徴です。 一般に、良く言えば穏和で繊細、悪く言えば優柔不断な性格で、芸術的な感性が五種の民の中で最も鋭いといわれています。 髪の色は白銀、瞳の色は青紫色、肌の色は象牙色をしています。 平均寿命は60歳程度です。 4.シャル族(Sal) シャル族は、智謀神マンジュスーリーの神将・神狐シャルを祖神とする部族で、知識と策謀を司るとされています。天と風の属性が強いのが特徴です。 もとは大陸で創造されたものが、のちにセルフィアーに移住してきたといわれています。 一般に、良く言えば冷静怜悧で沈着、悪く言えば計算高い性格で、感情よりも理性を大事にしています。 髪の色は栗色、瞳の色は真紅色、肌の色は小麦色をしています。 平均寿命は55歳程度です。 5.メール族(Mel) メール族は、厨房天神マハーカーラを宗押とする部族です。火と地の属性が強いのが特徴です。マハーカーラは、人界に降臨し、メール湾の中の火山島・メール山にその身を変えています。メール族は、メール山を守るための部族なのです。 一般に、豪胆ですが朴納で頑固な性格で、一度思いこんだらなかなか考えを変えない、諦めないというところがあります。猛き火山の性を有すると称され、戦士としての強さは五種の民の中でも冠絶しています。また、酒好きな人物が多いことも知られています。 髪の色は丹朱、瞳の色は黒曜石、肌の色は明るい褐色をしています。 平均寿命は60歳程度です。 ○ 妖人[エルフ(Elf)] 妖人とは、そもそもザラス世界の根源たる世界樹から生まれた古代種族であり、神王と対をなす存在です。たった二人の例外を除いては、星界に閉じこもっており、その実態は全く謎に包まれています。こちらの妖人は、古代の妖人と呼ばれます。 星界において生まれた妖人を、古代の妖人と区別して後世妖人と呼びます。彼らのうちの何割かは、人界に降った古代の妖人を追って人界にやってきています。妖人には生殖能力はありませんので、人界で生まれた妖人などというものは、ふつう存在しません。古代の妖人は、プレイヤーキャラクター(以後PC)にはできません。PCにできるのは後世妖人の方ということになります。 妖人の外見的な特徴は、妖突の耳です。耳のついている位置は人間と同じなのですが、形は細長く伸び、先がとがっているのです。 6.アプシーズ=エルフ(Apsiz) アプシーズ=エルフは、古代の妖人であるティターニアとメルリーラの姉妹が人界に降臨したことから発生しました。二人は、セルフィアー南東部のアプサラス湿原に自らの力を注ぎ込み、かの地を薬草の宝庫としました。二人はそのままセルフィアーに住みつき、後世妖人たちが次々と彼女らを慕って人界に降り、一つの部族となったのです。彼らの聖地の名をアプシーズといい、それがそのまま部族名となっています。 アプシーズ=エルフは、他地の妖人と幾つかめ点で異なります。 まず、彼らは自身をティターニアとメルリーラの子孫であるかのように認識しています。ですから存在意識としては、妖人というよりも神人に近いと言えるでしょう。二人を模倣して医師や薬師を目指す人がほとんどであることから、医薬を司る部族になっています。 次に、地と天の属性が強くなっています。それに対応して、髪の色は黄金色、瞳の色は若草色、肌の色は籐黄色となっています。 アプシーズ=エルフに限り、人界で生まれた妖人も存在します。といっても、生殖能力をもっているわけではありません。父親と母親の髪を用いて、子供をつくる術が存在するのです。こちらの方も、能力的なことは後世妖人と同じです。 性格は、一般に、呑気で諧謔好きな人物が多いと言われています。 平均寿命は、後世妖人なら1000歳程度です。寿命が長いかわりに成長も遅いので、キャラクターを作成する際には、実年齢を10で割った数字を用いて計算してください。外見年齢も同様です。 ○ 人間[ナルス(Nalsu)] いわゆる普通の人間です。すべての神々の力を均等に要けて創造された、最も平均的な属性をもつ種族で、生殖と発展を司るとされています。種族的にはこれといって長所も短所もなく、その柔軟性が有利に働いてか、ザラス全土では人口の圧倒的多数を占めています。 大別すると東方系と西方系の2系統に分けられます。現実世界におきかえると、東方系は欧米人や西アジア人のような容貌、西方系は中国人や日本人など東アジア・モンゴル系の容貌と考えてください。 7.ナルス 西方系の人間です。 セルフィアーにおいては、種族的に能力の勝る神人が人口の大半を占めているため、ナルスは彼らと正面切って争うより、経済力と情報力をもって、彼らの優位に立とうとしています。 髪の色は黒〜茶、瞳の色も同じで、肌は雪のように白い者からやや褐色がかった者までさまざまです。属性は七要素がほぼ均等になっています。 寿命は50歳程度です。
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