会誌-「ZARASU-2002 夏 -ユージュ-」
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■ コラムA 「名士紹介」の歩き方。 剣山さんの作品は、独特の文体から読みづらいと感じる人も多いと思います。そもそもこれって何? という人のために、補足しておきます。 この作品を通して描かれているのは、「イレーヌ」という邑(城塞都市、小国家と考えてください)の盛衰にまつわる物語です。実は後編の一番最後、p.32以降に書かれている内容は、以前サークル水月が紙媒体で活動していたときにナーラダ族の中で起こった一連のアクションを、後世の歴史家の視点からまとめたものでして、そこに行き着くまでの歴史の流れを、さかのぼって描いているわけです。「名士録」という言葉が出てきますが、これは歴史人名辞典、紀伝であると考えてください。 名士録以外にも何かの史書を引用するという記述がありますが、もちろん書名も引用文も、剣山さんの創作になります。(例外もありますが。) ですから、この「名士紹介」に登場する人物名のほとんどは、この作品にしか出てきていません。固有名詞がわからないからといって警戒しないでください。私もわかりません(笑)。漠然と、壮大な歴史とそこに息づいていた人々の生き様を感じ取っていただければ、それでいいと思います。 |
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