まったく同じ作業を繰り返すのは、人間よりもパソコンの方が得意です。1回2回、数回......せいぜい50回ぐらいまでなら、手動で操作してもいいでしょうが、それ以上の繰り返しは、自動化できるなら自動化すべきだと、個人的には思います。
アクションの使い方
アクションを使ったことのない方向けに、アクションの基本的な使い方を説明します。
まず、ダウンロードしたlzhファイルを解凍してください。
g_action4.atn というファイルができます。これがアクションファイルです。マイドキュメントなど適当な場所に移動してください。
Photoshopを起動します。
アクションパレットがヒストリーパレットのうしろに隠れている場合は、アクションタブをクリックしてアクションパレットを表示させてください。
アクションパレットが表示された状態で、右側の黒三角印を押すと、アクションパレットのメニューが出ます。
「アクションの読み込み」を選ぶと、ファイルの読み込みと同じようなウインドウが出ますので、g_action4.atn を読み込んでください。
すると、アクションパレットに追加されます。
アクションを実行するには、項目名(例:「動画下準備」)をクリックして選択し、白三角印(再生ボタン)をぽちっと押せば、アクションに設定された作業を、Photoshopが自動でぜんぶやってくれます。
また、項目名をダブルクリックしますと、「アクションの設定」ウインドウがひらき、アクションをファンクションキーに割り当てることが出来ます。たとえば、「動画下準備」アクションを[Ctrl] + [f3]に割り当てとけば、スキャン後ぽちっとキーを押すだけで、彩色直前状態まで仕上がるって事です。らくちんです。
g_action4に含まれているアクション
g_action4には以下のアクションがあります。使用例、使用条件などは後述します。
各アクション名には【F2】とか【C+F2】というように記号が添えられていますが、これは推奨するショートカットキーの割り当てです。既存のアクションとかぶっていなければ自動的に割り当てられます。
なお、「描画色塗」「透明保護描塗」「背景色塗」「透明保護背塗」の4つは単なる覚え書きです。Photoshopデフォルトのショートカットなので覚えておくと便利です。
「動画下準備」アクション【F3】
黒鉛筆で主線、赤鉛筆でハイライト指定、青鉛筆でシャドウ指定線を描いた原画を用意します。
この原画をスキャナでカラーで取り込んだ画像に対してアクションを実行すると、主線・ハイライト指定線・シャドウ指定線をそれぞれ黒・赤・青で二値化し、別レイヤーに配置します。さらに彩色用の透明なレイヤーを、地の色・シャドウ・ハイライト用に3枚作成します。
使用前→
■ 使用後→
■

こんなかんじに二値化されます。
アクションの前提条件など
- レイヤーの名前は背景のまま変更しないでください。
- 指定線に赤、青以外の色を使っている場合、二段影以上の場合などはアクションを改造してください。
- 主線を黒以外の色にしたい場合はアクションを改造してください。
- 私の筆圧にあわせて線の太さを調整しています。線が途切れる、または線が太すぎる場合は、アクションを改造してください。
「線の抽出184」アクション【S+F5】
アクティブなレイヤーの画像をしきい値184で白黒二値化し、白部分を透明にします。
使用前→
■ 使用後→
■

こんなかんじに二値化されます。
アクションの前提条件など
- 背景以外のレイヤーで使用してください。背景レイヤーで使用したい場合はコピーを作成するか、名前を変更してください。
- 線を二値化したいレイヤーを選択した状態で実行してください。
「線の抽出(非二値化)」アクション【C+F5】
アクティブなレイヤーの画像の主線(黒線部分)を抽出し、それ以外を透明にします。
静止画など、完全に二値化したくない場合に使ってください。
使用前→
■ 使用後→
■

二値化されず、アンチエイリアスかかっています。
アクションの前提条件など
- 線を抽出したいレイヤーを選択した状態で実行してください。
- 元になったレイヤーは「元レイヤー」という名前に変更されます。
- 主線を黒以外の色にしたい場合は改造してください。
「赤チャンネル」【F4】/「青チャンネル」【S+F4】
RGBモードの画像の、「赤」チャンネルもしくは「青」チャンネルをコピーし白部分を透明化したグレースケール画像を作成します。
黒鉛筆で主線、赤鉛筆でハイライト指定、青鉛筆でシャドウ指定線を描いてある画像の場合、
「赤チャンネル」を実行するとハイライト線(赤線)が消え、
「青チャンネル」を実行するとシャドウ線(青線)が消えます。
主線を二値化したくない場合、このアクションを実行してから残ったシャドウ線/ハイライト線を手動で消すようにすると、きれいな主線が得られる場合があります。
使用前→
■ 使用後→
■
「赤チャンネル」を実行したところ

赤線が消えています。青線部分は黒く残っています。
アクションの前提条件など
- 特定レイヤーではなく、表示画像の線が抽出されます。
- 赤、青以外の中間色を消したい場合や、消したい線が残ってしまう場合は、
「イメージ」→「色調補正」→「色相・彩度」などで消したい部分の色を純粋な赤または青に近づけてください。
主線保存【S+C+F5】
アクティブなレイヤーのアルファチャンネルに「主線」という名前をつけて保存します。
私が主線の保存に使うことが多いので主線保存という名前にしましたがわかりにくかったら変更してください。
拡張2px【S+F2】
選択範囲を2px外側に拡張し、描画色で塗りつぶします。
アクションの前提条件など
- 塗りつぶしたいレイヤーと描画色を選択、選択範囲を指定してから実行してください。
パス塗りつぶし【C+F2】
アクティブなパスに囲まれた部分を塗りつぶし、パスを削除します。
アクションの前提条件など
- 塗りつぶしたいレイヤーと描画色を選択してから実行してください。
- すべてのパスを塗りつぶしたい場合はすべてのパスを選択してください。
パス線【C+F2】
アクティブなパスを描画色の線でなぞり、パスを削除します。
アクションの前提条件など
- 描画したいレイヤーと描画色とブラシの種類を選択してから実行してください。
- すべてのパスをなぞりたい場合はすべてのパスを選択してください。
回転【S+F3】/回転+縮小【S+F8】/
印刷解像度【S+F9】/640*480【S+F10】
「回転」は、画像を時計回りに90°回転させます。ショートカットほしかったので割り当てました。
「回転+縮小」は、画像を時計回りに90°回転させ、幅640ピクセルに縮小拡大します。
「印刷解像度」は、幅3200ピクセルに縮小拡大し、350dpiに変更します。だいたいA4に印刷できる大きさになります。
「640*480」は、解像度640*480に変更します。
レイヤー【S+F6】/指定レイヤー【S+F7】
「レイヤー」は、アクティブなレイヤーの上に「シャドウ」「ハイライト」という名前の2枚の彩色用透明レイヤーを作成します。
「指定レイヤー」は、「背景」レイヤーを「シャドウ・ハイライト指定」という名前に変更して、レイヤーモードを乗算に変更、ハイライト・シャドウレイヤーの上に移動します。
元レイヤーを参照しながらのパス塗り用に作ったアクションですが私以外使わないかも......
スキャナ起動【F8】
スキャナをキー1つで起動するショートカットがないので登録してみましたが、CSでは効かないみたいです。
その他、アクションの使い方に関するサイト
以上
ver.2 2006/06/25
ver.1 2005/04/09